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自由律俳句レポート③ 2017年9月16日

​この日は「句会」について西川先生からおはなしいただいた。

・「句会」とはあるイデオロギーを基にした集まりで、結束力が強いが排他的な部分がある。

・自由律にはある種のホスピタリティーがある。旅人を受け入れる、偉人を受け入れる精神。

・結社を乗り越え、友愛でつながっていく会がいい。

・句を、権威をもってさばくのでなく、自由の意思交換がなされる場であること。

今回はいつもと趣向を変え、短冊に1首のみを書き、投票する形をとった。

 

・明日はあるか 今日を鳴く 腹を見せ のたうつ蝉 (橋本)

・泡町3丁目そこにある廃墟(糸井)

・横断歩道 背の低い 4の文字にこんにちは(新井)

・濡れたくなくても雨は降る(西川大布団)

・四季のない日本を 詠み合ふ 読み合ふ(瀬野)

・生き残る策を立てる(阿辻)

・相手の立場に立つと私が奴隷に見えた(りん)

・もう積乱雲にはなれなひ秋旱(葉波)

・こんな僕に養われているメダカ(用務員)

​いつもと違い活発な意見交換がなされた。否定でなく「あと、こうした方がよい」意見も楽しく考えることができ、あっという間に時間が過ぎて行く。

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「いさざ会館」は地域をつなぐ文化交流施設です。アートや福祉などの活動を通して「ひととひとの横のつながり」を作り豊かな地域を作ること、表現活動を通じ多様な人や社会を認めあえる地域を作ることを目的にしています。また舞鶴にあるおもしろいものや人を発見し、舞鶴の豊かさを広く発信していきます。

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浦岡雄介(うらおかゆうすけ)

1981年生まれ。神戸出身。舞鶴市内の中学校で講師を務める。専門は美術教育。

2015年文化交流施設「いさざ会館」を開設。同館を用務員として住み込みで運営。造形教室やアート・福祉に関わるワークショップ、またライブ、お祭り、中高年向けサロンの企画・運営、レンタルスペースを行い地域に関わる活動を行っている。

 

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